光学ズームというのは
フィルムカメラのズームと同じで、
レンズを動かして焦点距離を変化させることにより
光学的に像を拡大して撮影することを言います。
虫めがねで物が大きく見えるのと同じ原理です。
画質は劣化しませんが、
拡大すればするほど光量が少なくなるため、
室内などもともと暗い場所では画像が暗くなっていきます。
これに対し、
デジタルズームというのは、
レンズの捕らえた画像の上下左右をカット(トリミングといいます)して、
LSIで拡大処理することを言います。
少ない画素数で捕らえた画像をデジタル処理で大きく引き伸ばすので、
拡大すればするほどモザイクがかかったような画質の劣化が生じます。
性能表などで
「光学3倍+デジタル3倍で最大9倍」というのは、
光学ズームを3倍かけて、
さらにそれをデジタルズームで3倍に引き伸ばすことにより、
見た目で9倍のズームが可能という意味です。