テーブルによる幅調整は避けた方がよいでしょう。

お:
ねえ、べるたん。べるたんは、画面のレイアウトのためにテーブルを使ったページって見たことある?

べ:
えっと、ページ全体を<TABLE>〜</TABLE>で囲って幅を指定してあるようなページのことだよね?
それなら、よく見かけるけど。

お:
そうね、たしかに珍しくないけど…あれって、実はあまりよくないことだっていうのは知ってた?

べ:
え、そうなの?
でも、なんでさ? 格好いいと思うんだけど…

お:
んー、これはちょっと技術的な解説になるんだけど…HTMLでは、テーブルっていうのは「テーブル内のデータがぜんぶ読み込まれてから」表示されるようになってるの。
…わかる?

べ:
ううん、ぜんぜん。

お:
…んー…例えば、こんなページがあると思ってみて。









お:
左側がテーブルで囲まれたページ、右側がテーブルを使ってないページね。ここまではいい?

べ:
うん、わかるけど。

お:
じゃあ、この二つのページがそれぞれ表示され始めたとしましょう。どうなると思う?

べ:
えっと…たしか、こういうのって上から順に表示されていくわけだから…どっちも同じで、「あ」から「い」「う」ってだんだん表示されていくんでしょ?

お:
…ブー。外れよ、べるたん。

べ:
え、なんで!?

お:
ていうか、半分だけ当たり、って言った方がいいかもね。右側のページは、べるたんの予想どおりに表示されるんだから。でも、左側はそうならないの。
いい、べるたん? テーブルで囲まれた部分は、まとめて表示されるの。つまり、今回の場合、左側はしばらく表示されないままでいて、最後に「あ」から「お」まで一気に表示されるわけ。

べ:
ふーん…なんか、変な感じだね。

お:
まあ、そういう風になってるから仕方ないんだけど…それがテーブルをレイアウトに使っちゃいけない理由ってわけ。わかる、べるたん?

べ:
わかんない。

お:
……。
…ちょっとは考えるフリとかしても、罰は当たらないと思うの。おねーさんとしては。
…それはともかく、テーブルで囲ってしまうと、表示されるまで時間がかかるわけね。ストレスがたまるのはもちろんだし、時間とトラフィックの無駄だっていう意見も少なくないの。
それに何より、レイアウト用のテーブルは、音声読み上げ式ブラウザにとって邪魔になるからね。

べ:
でもさ、そんなストレスがたまるなんて、ページを作ってる側の知ったことじゃないと思うんだけどさ。

お:
そうかしら。「速く表示されるページ=快適なページ」っていう感覚を持ってる人は多いし、トラフィックを減らすのはインターネット全体の役に立つことだもの。その意味では、トラフィックを減らすのもネチケットのうちだからね。ちょっとくらいは気を遣っても罰は当たらないと思うけど。

べ:
うーん…それもそうかな。

お:
まあ、そうは言っても、『その方がいいかなー』くらいでそんなに強い制約じゃないんだけどね。