『動くページ』を見られない人もいるのです。

べ:
…あれ? おねーさん、ちょっといいー?

お:
どうしたの、べるたん? また何かトラブル?

べ:
うん、このページなんだけどさ、いつもは普通に見えてたのに今日は変で…あ、そう言えばおねーさんもさっきパソコン使ってたけど、ひょっとして何かした?

お:
何かって言っても…あ。
ごめんね、べるたん。おねーさん、さっきJavascript切ったかも。

べ:
え? どういうこと、それ?

お:
Javascript、っていうのはべるたんも知ってるでしょ?

べ:
うん、そりゃ…Webページでいろんなプログラムを動かして、音楽を鳴らしたりとかいろいろできるんだよね?

お:
まあ、簡単に言うとそんなところなんだけど。
で、そのJavascriptっていうのは、ブラウザの設定でオフにできるのよ。ブラウザがJavascriptオフになってると、Webページの方でJavascriptの用意があっても、その機能は働かないわけね。
多分、べるたんが見てるページもJavascriptを使ってたせいで、今はちゃんと見えないんじゃないかなって…あ、やっぱりそうみたい。

べ:
あ、表示がちゃんと戻ったよ、おねーさん!

お:
ブラウザの設定でJavascriptをオンに戻したからね。よかったわね、べるたん。

べ:
うん!
…でもさ、なんでおねーさん、そんなことしたの? Javascriptって便利なんだから、わざわざ使えなくする必要なんてないと思うんだけど…

お:
んー、それが、実はそうでもないのよ。
ていうのも、Javascriptを使ったウイルスっていうのもあってね。おねーさんは、そういうのが怖いから基本的にJavascriptはオフにしてるの。

べ:
そんなのあるの!?

お:
まあ、ウイルスって言っても感染するわけじゃなくて、一時的に変な動作をさせるだけなんだけど。変な画像を表示したきり入力を受け付けなくなったり、大音量で騒音を鳴らしたり…っていうのが有名ね。基本的に、再起動すれば治るものが多くて、本物のウイルスほど厄介じゃないんだけど、やっぱりうっとうしいからねー。
ちなみに、小さなウインドウを新しく開いて広告を見せる『ポップアップ広告』もJavascriptの応用が多いのよ。

べ:
ふーん。

お:
ちなみに、同じ理由でActiveXもたいていオフにしてるわね、おねーさんは。
…危ないところに行かなければそんなに気にしなくてもいいんだけど、べるたんも、一応そういう可能性があるっていうのは覚えておきなさいね。

べ:
うーん、でもさ、Javascriptをオンにしてないと見られないページがあるんだし…

お:
んー、まあね。だから無理強いはしないけど…でも、おねーさんに言わせれば、JavascriptやFlashがないと見られないページを作るのもどうかと思うんだけどねー。

べ:
だって、そういう機能があったらカッコいいページが作れるんだから、しょうがないよ。

お:
でもね、べるたん。
おねーさんみたいに好きで機能をオフにしてる人間はともかく、パソコンの性能が足りなかったりしてJavascriptが使えない人だっているの。そういう人たちが全然見られない、っていうのはかわいそうだと思わない?

べ:
う…そ、それはまあ、そうかも…しれないけど…

お:
だから、Webページを作るときには、JavaやFlashがなくてもある程度は見られるように気をつける方がいいと思うの。見栄えのいいページにしたい、っていう気持ちは分からないでもないけど、せっかく世界中に繋がってるんだから、わざわざ自分から見に来る人の枠を狭めることもないんじゃない?

べ:
うん、そうだね。

お:
あ、あと、音楽を鳴らすときにも気をつけた方がいいかもね。大学や会社の休み時間に接続してる人だと、音楽が鳴るページを嫌うことって多いから。基本は無音で、好みによって音楽を鳴らす『こともできる』くらいが無難じゃないかなー、って思うんだけど。