動作確認は、単一機種だけでは不完全です。

べ:
ねえ、おねーさん。ボクもそろそろWebページでも作ってみようと思うんだけどさ、よく『このページはIE4.0で確認しています』とかってあるじゃない?
ああいうのって、だいたい幾つくらいで確認しておいたらいいの?

お:
また、唐突な上に難しい質問ねー、べるたん。

べ:
難しい…ってことは、決まってないの?

お:
はっきりした規定はないわね。ただ、んー…基本は『IEの4〜6』『NNの4』『NNの6』の三種類でしょうね。
この三つのどれでもちゃんと見られるなら、それなりのものだと思うけど。

べ:
あれ? NNってNetscapeのことだよね? 二つあるけど、4だけじゃダメなの?

お:
NNは4から6に変わるときにけっこう大きな変化があって、あんまり互換性が高くないの。だから、この二つは別々に考えておいた方がいいってわけ。
IEなら、4や5で見られるページは、ほぼ間違いなく5.5や6でも見られるんだけどねー。

べ:
ふーん。なら、この三つで見られれば完璧ってわけだね。

お:
そうじゃないの、べるたん。この三つはあくまで基本だもの。
そうね…本当に徹底したいのなら、LynxとMac版IE、Mac版NNでもチェックしておくべきでしょうね。

べ:
…Mac版?

お:
そうよ。あんまり知られてないみたいだけど、WindowsとMacでは、同じブラウザで同じページを見ても見え方が違うことがあるの。仕様の違いらしいんだけど…だから、Mac版でも確認しないと完璧とは言えないでしょうね。

べ:
仕様の違いって…なんで、そんな面倒なことするのさ?

お:
おねーさんに言われても困るってば。
それから、Lynxっていうのはテキストブラウザ(文字しか表示できないブラウザ)の代表ね。CGよりも文字が主体のページにするのなら、Lynxでのチェックも無意味じゃないわ。古いマシンとかモバイルマシンを使ってる人の中には、Lynxを愛用してる人もまだいるしね。

べ:
ふーん…じゃあ、全部で六種類なんだ。でもさ、それだけ全部チェックするのって、大変じゃない?

お:
もちろん大変よ。だから、企業のページとかでない限り、そこまでする必要はないでしょうね。

べ:
…なんだ、おどかさないでよ、おねーさん。

お:
でもね、べるたん。
絶対必要なわけじゃないけど、『インターネットで公開する以上、できるだけ多くの人がその情報に触れられるようにするべきだ』っていう意見も少なくないの。『見られる人だけ見ればいい』っていう意見が間違いだとは言えないけど…おねーさんも、やっぱりできるだけ多くの人が見られるようにするべきだと思うしね。それがインターネットの強みの一つなんだもの。

べ:
それも、ネチケット?

お:
…って言えるほど大勢を占めてるわけじゃないけど。でも、古参の人の中には、そういう意見を持った人がけっこういるのも事実よ。