背景の選び方には注意が必要です。

べ:
あれ?
…おねーさん、ちょっといい?

お:
ん、どうしたの、べるたん?

べ:
いや、このページなんだけどさ、なんか全面真っ黒で、何も書いてないみたいなんだけど…何なんだろ、これ?

お:
どれ、ちょっと見せてね…ああ、これは何も書いてないんじゃなくて、単に文字が背景に溶け込んで見えなくなってるだけよ。

べ:
え? なんでそんなこと分かるの?

お:
だってほら、ソースを見たらちゃんと色々書いてあるもの。
えーっと…どうやら、黒字に茶色の文字で書いてるみたいね。渋い雰囲気のページにでもしたかったんじゃない?

べ:
ふーん。
あれ? でもさ、普通Webページって、公開する前に自分でチェックするよね? そのとき、文字が見えないってことに気づかなかったのかな?

お:
んー、まあ、わざとこんな風に見えなくしてるって可能性も0じゃないけど…たぶん、作った人のパソコンではちゃんと見えてたんでしょうね。

べ:
え? それって…

お:
ああ、べるたん知らなかったっけ?
画面の色とか明るさって、使ってるパソコンの機種やディスプレイによって違ってくるんだけど…ていうか、ディスプレイに『明度調節』とかの機能ってなかった?

べ:
えっと…ちょっと待って。ディスプレイの取り扱い説明書なんか、どこにやったか…
あ、あったあった。えっと…ホントだ、コントラストがどうとかって書いてあるや。

お:
多分、作った人の画面と、べるたんの使ってる画面では明るさとか色具合とかが違ってるんでしょうね。だから、作った人にはちゃんと読めた文字が、べるたんには読めなくなったわけ。

べ:
はー…こんなことってあるんだねー。

お:
まあね。
だから、Webページの背景と文字の色はあまり近づけないのがいいってされてるの。ぎりぎり見分けられる、ってくらいだと、今のべるたんみたいに他の画面では見分けられなくなってるかもしれないしね。

べ:
でもさ、画面のコントラストとか調節すれば見えるようになるんじゃないの?

お:
それでも絶対見えるようになる、とは言えないもの。モバイルマシンなんかだと画面調節には限界があるし、そもそも機械じゃなくて視力の方にちょっと問題を持ってる人だっているしね。
それに、『相手に合わせてもらえばいい』っていうのは褒められることじゃないと思うんだけど? 『どんな人でも問題なく見られるようにする』っていうのがアクセシビリティーの考え方だし、アクセシビリティーに注意するのもネチケットの一環だっておねーさんは思ってるもの。

べ:
う…それを言われると、そうかもしれないけど。

お:
あ、それからもう一つ。
ちょっと話が飛ぶけど、背景画像を使うときには(バナーなどの直リンクするように指定されてる画像以外は)他人のページの画像に直リンクしないっていうのも大切なことよ。素材屋って呼ばれてる、背景用の画像なんかを配布してるページがあるんだけど、そこの画像を使うときには、いったん自分の手元にコピーしてから使うようにね。

べ:
…それは、なんで?

お:
直リンクすると、素材屋さんのサーバに負担をかけることになるの。
…まあ、こっちの話は素材屋さんが自分のページで使い方の注意とか書いてると思うから、そっちを見た方がいいでしょうね。素材を使わない人にとってはぜんぜん関係ない話になるから。

べ:
ふーん…まあ、とりあえず覚えてはおくよ。

お:
ええ、とりあえずそれで十分よ。