不正コピーは犯罪です。

べ:
ねえ、おねーさん。ソフトの不正コピーで捕まった人がいる、ってホント?

お:
ええ、ときどき聞く話ね。古いところだと1999年に海賊版ソフト販売で捕まった業者がいるし、今年はWAREZを撒いてただけで逮捕された人もいたと思うけど。

べ:
…WAREZ?

お:
インターネットの用語なんだけど、不正にコピーされたソフトの中でも、インターネットを通じて流通してるソフトをそう呼ぶの。

べ:
ふーん。じゃあ、CD-Rとかに不正コピーしたソフトはWAREZじゃないんだ?

お:
そういうこと。
…まあ、どっちも犯罪だっていうことには変わりないんだけど。

べ:
でもさ、おねーさん。ソフトの不正コピーって、ボクよくわからないんだけど。
例えば、ボクが買ったソフトを友達に貸したりするのも不正になるの?

お:
それはソフトのライセンスによるんだけど…じゃあ、ちょっとまとめ直してみましょうか。

べ:
うん。お願いしまーす。

お:
んー…まず、ソフトには「ライセンス」っていう使用許可みたいなのがあるんだけど、これはわかる?

べ:
えっと…

お:
まあ、実際に形があるわけじゃないんだけど、「ソフトの使用許可証」だと思っておくと分かりやすいかも。
つまり、この「ライセンス」を持たずにそのソフトを使ったら、それは不正だし犯罪になるの。

べ:
じゃあ、ソフトを買うときには、いっしょにライセンスも買わないといけないの?

お:
そうよ。
…て言っても、普通にソフトを買ったらライセンスも付いてくるんだけどね。ソフトの取扱説明書とかに、そのソフトのライセンス条件っていうのが書いてあることが多いから、今度暇があったら見てみるといいわ。
で、このライセンスっていうのは、ソフトによっていろんな条件があるの。

べ:
条件?

お:
そう。
例えば、「このソフトは2台以上のコンピュータに同時にインストールしてはいけません」とかいうのが多いんだけど。このライセンス条件を守らずに使われているソフトを、不正コピーされたソフト、って言うわけ。

べ:
えっと…じゃあ、例えば「2台以上にインストールしてはいけない」っていうソフトをボクが持ってたとして、それをボクのコンピュータにインストールしたままCDを友達に貸したら、それは不正コピーになる…ってこと?

お:
そうよ。ちなみに、そのタイプの不正コピーっていうのが一番多いんだけどね。
有名なところでは、1本のソフトを会社のコンピュータ何十台にもインストールしてた、っていう例もあるし。…まあ、そこは何千万円だかの罰金をとられたらしいけどね。

べ:
でもさ、じゃあ、ボクがインストールしてるソフトを消してから友達にあげる、っていうのは?

お:
んー…それはソフトの中古問題に絡んでくるから、はっきり答えにくいんだけど…べるたんがちゃんと削除してるのなら不正コピーにはならないんじゃないかしら。
まあ、使用条件で「中古売買不可」とか「譲渡不可」とかになってたら、不正コピー以外の理由で怒られるかもしれないけど。

べ:
ふーん。つまり、ライセンス条件に違反したら不正で、そうじゃなかったらいい、ってこと?

お:
基本的にはそういうこと。
まあ、著作権法の保護もあるから、WAREZみたいに無断で配布するとか、CD-Rにコピーして売るとかしたら問答無用で犯罪になるけど。

べ:
じゃあ、ライセンス契約ってちゃんと読んだ方がいいんじゃない?

お:
もちろんよ。
ソフトによっては「パソコンを買い換えたから、新しいパソコンにインストールしよう」っていうのが不正コピーになる場合だってあるんだから。…まあ、ちょっと特殊な例だけどね。

べ:
…うわ。

お:
ライセンス条件はよく読んで、1本のソフトを何台ものパソコンで同時に使ったりしないこと。
それが正しいユーザーのお約束ってものよ。