他の人の『トラフィック』にも配慮しましょう。

べ:
おねーさん。この『トラフィック』って、『URLの最後には、できるだけ『/』をつけて』の章で言ってたのと同じこと?

お:
そう、『データの流れ具合』のことよ。ただ、あっちで言ったのは『インターネット全体のトラフィック』だけど、ここで言ってるのは『それぞれの人にとってのトラフィック』なの。

べ:
…おねーさん、わざと分かりにくいように言ってない?

お:
そういうわけでもないんだけど…そうね、簡単に言うと『インターネットに接続するっていうのはお金のかかることだから、他人に押し付けないで』っていうところかしら。
会社や学校から接続してると分かりにくいかもしれないけど、家からインターネットに接続しようとすると、電話代やプロバイダの料金がかかるでしょう?

べ:
うん。最近はテレホーダイとか有名になったけど、昔は月に何万円もかかったとかいう話っていっぱいあったもんね。

お:
そういうこと。だから、もしあなたがメールを誰かに送って、その人がメールを受信するのに五分かかったとしたら、それはあなたが相手に『五分間分の電話代を払わせた』っていうことになるの。勝手な広告メールなんかが嫌われる理由の一つがコレね。
郵便なら受け取る人は何のコストも払わなくてすむけど、電子メールは受け取った人もコストを払わないといけないの。これはとても大事なことだから、絶対に忘れちゃダメよ。

べ:
じゃあ、用事がないとメールって送っちゃダメなの?

お:
別に、友達とメールのやり取りをするくらいなら嫌がる人もいないでしょうけど…例えば、ナンパメールってあるでしょう? ああいうのは受け取った人にメール受信時間の電話代を負担させた上でナンパするわけだから、最低もいいところね。
ダイレクトメールなんかもそう。こういう迷惑メールはSPAMメールって言って、一度でもやったら信用がなくなるから注意した方がいいわよ。仕返しにウイルスを送り付けられたっていう話もよく聞くけど。
ていうか、やったけど。

べ:
…割と容赦ないね、おねーさん…

お:
おねーさんとしては正当防衛を主張してみるから大丈夫。
…それはともかく、そういうわけだから、他の人にインターネットへの接続を強要するのは嫌われる態度よ。
例えばファイルをダウンロードしてくれるように頼むのが悪いとは言わないけど、そのときは相手にコストの負担を強いてるんだっていうことは忘れないで。

べ:
ネチケットの基本は相手への気遣い、っていうやつだね。

お:
そういうこと。