インターネットアドレスの制定……1984〜1990

1984年、
インターネットに接続されたコンピュータの数が1000台を突破しました。

これは嬉しいニュースでしたが、
同時に困った事態も引き起こしました。

この頃、
まだドメインという概念はなく、
全てのコンピュータはIPアドレスという数字だけで区別されていたのです。

この方式は、数が少ないうちはともかく、
1000台を超えるようになると覚えるのがとても大変になりました。

そこで、同じく84年に、
DNSのシステムが開発され
「www.hogehoge.co」といった名前でコンピュータを区別できるようになったのです。

これによって、
インターネットでのコンピュータの管理が簡単になり、
さらなる拡大にも耐えられるようになったと言えるでしょう。

現に、わずか三年後の1987年には、
インターネットのコンピュータは10000台を超えています。

……ここで、少し脇道に逸れてみましょう。

1989年のことですが、
とうとう日本もNSFNETと接続されることになりました。

NSFNETは86年に学術研究用にアメリカで作られたコンピュータネットワークですが、
この頃にはインターネットにも接続され、
重要なバックボーンとして働いていました。

つまり、このときに始めて、日本もインターネットに接続されたのです。

驚いたことに、日本でのインターネットは、
始まってからまだ10年程度しか経っていないのです。
(コンピュータネットワーク自体は、1983年からありましたが)

こうした状況の中、
1990年にARPANETが計画の終了を宣言し、解散します。

インターネットの広がる状況を見て、
これ以上国が主導する必要もないと思ったのでしょう。
(何しろ、この頃には100000台を軽く超えていたのですから……)

ARPANETという一つの時代はここで完全に終わり、
以降は自由で無秩序なインターネットという世界が広がっていくことになります。

インターネットの商用利用が開始されたのも、
この年です。
(これまでは、原則として研究用や教育用にしか使えませんでした)