プロキシサーバ

プロキシサーバというコンピュータは、
インターネットで二つの役割を果たしている機械です。

特に、会社やCATVプロバイダを使っていると、必要になることが多いでしょう。

プロキシサーバの仕事の一つは、ネットワークの窓口です。

例えば、社内ネットワークとインターネットを接続させたい時など、
インターネットとの接点にプロキシサーバが置かれるわけです。

社内のコンピュータは常にプロキシサーバを経由して
インターネットから情報をやり取りし、また外から送られてきたデータは
必ずプロキシサーバを経由して社内コンピュータに届けられます。

そしてプロキシサーバは、
自分を通っていくデータをチェックします。

こうすることで、セキュリティの向上に一役買っている、というわけです。
(中継機器が同じような役割を果たすこともあります)

また、キャッシュ機能を提供しているプロキシサーバも珍しくありません。

「キャッシュ」とは、Webページのデータなどをハードディスクに保存しておくことで、
同じページを何度も見るときに毎回わざわざインターネットを通じてデータを貰ってくる手間を省く、
という機能ですが、これと同じことをハードディスクではなくプロキシサーバがデータを保存してやってくれるのです。

例えば、AというコンピュータがBというコンピュータの中にあるWebページを見ようとしているとしましょう。

Aは、Cというプロキシサーバを利用しています。

このとき、AがWebページを見るためには、
Bからデータを送ってもらわなくてはいけません。

Bから送られたデータはAまで届きますが、
その途中でCもそのデータのコピーを保存しておくのです。

そして、プロキシサーバCを利用している他のコンピュータDが
そのWebページを見ようとしたときに、BではなくCからデータが送られるのです。

こうすることで、
本来なら「D−C−B」と流れるはずだったデータが
「D−C」間のみで済みます。

データの流れる距離が短くなるわけですから、
届くまでの時間も短くなる……というわけです。

このキャッシュ機能は、
学校やプロバイダなど、多くのユーザーを抱えたネットワークでよく見られます。

……なお、プロキシサーバは自動的に利用できるわけではなく、
ブラウザなどのソフトで「プロキシを使う」と設定してやる必要があります。

InternetExplorerの「ツール——インターネットオプション」で設定して下さい。

もっとも、今のままで不便がなければ、無理に設定する必要はありませんが。

プロキシサーバは、それが必要な人と必要でない人とが、はっきり別れているのです。